コガ流「思考」論。「思考」の本質を抜きにして、真の意味での「思考」は不可能。
「思考」ってことばがあります。
じぶんもよく使ってるし、「変態思考」なんてまさにそうです。
この「思考」ってことば、よく使われるわりには
ちゃんと定義できて使っている人は多くないかと思います
ということで、今回は「思考とはなんぞや」という
前提の話をしていきたいと思います。
まず手元にあった辞書で確認。
使ったのは旺文社『標準国語辞典』です。
しこう【思考】(名・他スル) 考えること。考え。「ー力」
いや、そうだけど…
というわけで「考える」でサーチ。
かんが-える【考える】(他下一)
①知っていることがらを生かしながら筋道をたてて頭をはたらかせる。思いをめぐらして、判断する。「問題をー」「こちらが正しいとー」
②くふうする。思いつく。 「いいことをー-えた」
なるほど。
考えるって言葉には、「知っていることを生かして」「筋道を立てて」頭をはたらかせるってことなのか!新発見!
思考界のスーパースター・波頭亮さんも著書で思考の定義を記しているので、ほんの少しだけ紹介しましょう
↓この本です
思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践
- 作者: 波頭亮
- 出版社/メーカー: 産能大出版部
- 発売日: 2004/07/15
- メディア: 単行本
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思考とは、端的に定義するならば、「思考者が思考対象に関して何らかの意味合い(メッセージ)を得るために頭の中で情報と知識を加工すること」である。
やはり「思考」ってのは、持っている知識を生かして情報を加工することなんですね。
この情報の加工の仕方については、また別記事で。
つまり「変態思考」ってのは、持ってる知識が変態だからこそなせる業!
変態思考マイスターになるためには、もっともっと変態思考を知識として収集していかねばならぬ。変態思考収集家として腕がなるぜ
みんなで変態思考、共有していこうじゃないか
【サルでもわかる】日産のゴーン会長、再逮捕( ノД`)
先日、ゴーン会長の不祥事についてまとめました。その記事が↓こちら。
日産自動車元会長のカルロス・ゴーン氏。彼は先月末、有価証券報告書の虚偽記載(役員報酬をチョロまかして過少報告した)で捕まり、会長職も解任されてしまいましたね。
さて、12月も下旬になり、ゴーン騒動はなんとか収まってきたようにも思えてきました。…ところが! 彼に、また新たな容疑が発生してしまったのです!それがおとといの出来事なので、12月21日のことですね。
いったい今度は何だというんでしょうか?
カルロス・ゴーン、「特別背任罪」で捕まる
ゴーン氏は、「特別背任罪」という会社法上の罪で捕まってしまったのです。
特別背任罪とは、以下のような罪です。(wikipediaより)
組織の幹部など組織運営に重要な役割を果たしている者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は組織に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該組織に財産上の損害を加えたときに成立する。未遂も罰せられる。財産犯に分類される。
かみ砕いて言えば、「会社の中で重要な人物(会長・社長etc.)が、その責務に背くような悪事を働くことで、会社を大損に導く」罪で、10年以下の懲役か1000万円以下の罰金を負うらしいです。
ゴーン氏の「特別背任罪」について、現在2種類の悪事が注目されています。
以下、それぞれの悪事について、簡単に解説してみます!
悪事①自身の資産管理会社の損失を日産自動車になすりつけるゴーン
ゴーン氏は、日産自動車の会長でありながら、自身で資産管理会社を経営しています。資産管理会社とは、個人や会社の資産を一時的に預かり、彼らの代わりに資産を管理(株やFXなどで運用し、利益を出す)する会社のことです。証券会社みたいなものですかね?
ところが、2008年にその資産管理会社は大損してしまいます。その年はリーマンショックのせいで、世界的に経済が停滞していたのです。
さて、ゴーン氏は、その損失を日産になすりつけてしまいました。こうして事の解決を図ったのです。その金額、なんと18億5000万円。
しかし、このことを問題視する声が一部であがります。「じぶんの会社の損を、別の会社に押し付けるとはなんたる外道だ!」
悪事②サウジアラビアの知人と謀略
いくつか批判があがったものですから、ゴーン氏はこのままではいけません。なすりつけた損失分を、今度はまた、例の資産管理会社に戻します。
その際に、「18億5000万円、ゴーンさんはちゃんと返済できますよ!」と、信用を保証してくれる人物がいました。なんとサウジアラビアの人らしいです。ゴーン氏の人脈、おそるべし…
ゴーン氏、ここでもう一つ悪事を働きます。
なんと、日産の子会社からサウジアラビアの知人の会社に、16億円を入金したそうです。この「謎の入金」によって、サウジアラビア会社にお金が入り、サウジアラビア知人(と、もしかしたらゴーン氏)の利益になるんです。
外道中の外道だな!
捕まってしまったゴーン
こうしてゴーンさんは、
①自身の会社の大損を日産自動車に押し付ける
②サウジアラビアの知人に謎の入金
この2つの悪事によって、再逮捕となってしまいました。
なにしとんねん!
ゴーン氏はもうおしまいだろうな。さて今後は、ゴーン氏なき日産・ルノーの経営方針に注目です。
ではみなさん、ごきげんよう!
ゴーンさん、こんな本書いてます。
- 作者: Philippe Ri`es,Carlos Ghosn,カルロスゴーン,高野優,フィリップリエス
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 13回
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10年以上前の本ですが、不祥事の渦中にある今見ると、いたたまれない…
でも、これはこれで逆に読んでみたくなりますねw ぜひ詳細を確認してみてください。面白いです笑
今さら聞けない!【カルロス・ゴーン騒動】を徹底解説!
こんにちは、コガサトシです。すっかり寒くなって、手袋・マフラーが外せない季節になってしまいました。この記事を執筆しているぼくの体も、あまねくカイロだらけです。笑
みなさんは、貼るカイロ、貼らないカイロ、どっちが好きですか?用途によって使い分けるプロカイラーの方もいれば、「俺は貼るカイロしか使わねえ!」という芯の通ったカイラーの方もいると思います。プロカイラーの皆さん、ぜひ効果的なカイロ利用法について教えてください。笑
さてさて今回は、ひと昔前(とは言っても先月)巷を騒がせた、日産自動車会長のカルロス・ゴーン逮捕騒動について解説したいと思います!
「ニュースでやってたかも知れんけど、結局あの事件は一体なんだったんだ」「今さら人には聞けないし…」って人、朗報です!
この記事を一読すれば、ゴーン事件の真相を、ざっくりとつかめるようになりますよ。
では、スタート!
- そもそもカルロス・ゴーンってなんなの?
- じゃあ、カルロス・ゴーンは何をやらかしたんだ?
- ではなぜ、少なめに記載する必要があったの?
- フランス政府もゴーンを批判
- おわりにーまだまだある!ゴーンのやらかし
そもそもカルロス・ゴーンってなんなの?
カルロス・ゴーンは、日産自動車の(元)会長です。逮捕・解任されたから(元)ってつきます。
彼はそれに加えて、ルノーというフランスの自動車メーカーの会長も務めています。ルノーは、端的に言えば、「日産自動車の提携企業」です。日産とルノーは、協力しながら次世代の車を製造し続けているんですね。
こうしてみると、彼、グローバルに活躍して、責任重大だね。だからこそ、あれだけ大きなニュースになってしまったんです。
じゃあ、カルロス・ゴーンは何をやらかしたんだ?
「有価証券報告書」に、自分の給料を少なめに記載していたんです。
有価証券報告書とは、株主に対して「最近はこういう風に会社のカネが回ってますよ」と報告するための書類です。ここには、役員とよばれる、会社のトップ層の給料(役員報酬)も書かなければいけません。ちなみに、会長も役員。
彼は、そこに書く「役員報酬」を、チョロまかしていたんです。粉飾決算ってやつですよ。なんと2011年からチョロまかしていたそうです。
その額、50億円。
なんと彼はこの8年間で、100億円もの報酬を受け取っていました。しかし、有価証券報告書には、50億円しかもらってないと書かれています。50億円も大金だけどな。
ではなぜ、少なめに記載する必要があったの?
いちばんの理由は、役員報酬の「個別開示制度」が始まったからだと思います。
これは、報酬が年1億円を超える役員の氏名と金額を公表しなければならないという制度です。2010年にはじまりました。もちろんゴーンさんも書かなきゃいけません。
これまでは、有価証券報告書の役員報酬の欄には、役員全員分の合算金額を書けばよかったのですが、2010年3月期から、制度が変わってしまいました。
年1億円を超える報酬をもらった役員は、その氏名と報酬金額とを公表しなきゃいけなくなったんです。
これを受けて、ゴーン氏は困りました。
実は彼は、ほかの役員の報酬金額をはるかに上回る報酬をもらっていたんです。
さらに悪いことに、その期は、経営がうまくいかず、思ったような収益を上げられませんでした。すると、役員の報酬も激減します。しかし、ゴーン氏だけは、前期と同じぐらいの高給をもらっていたんです。がめついですね。
こうなると予想されるのが、「もらいすぎだ!」という批判。株主は黙っちゃくれません。経営が難航してる時にも、平生どおりの報酬をもらっているなんて!
ここでゴーン氏の窮余の一策。「粉飾決算」です。
有価証券報告書にじぶんの報酬を少なめに書くことで、本当はいっぱいもらってるくせに、株主に対して「報酬を減らした」とアピールしたわけです。
これが、事件のはじまりでした。
この虚偽記載はこの8年間積もり積もって、今年の時点でなんと50億円もの報酬をチョロまかしたことになります。見つかってよかったですね。
フランス政府もゴーンを批判
先ほど、カルロス・ゴーンはフランスのルノーという会社の会長も務めていると書きました。そうです。怒りは日本の株主にとどまらず、フランスでも湧き上がっていたのです。とんだお騒がせ者だな。
ルノーの株主総会でも、彼の役員報酬が槍玉に上がりました。
「報酬もらいすぎ」ゴーン氏の報酬案は、ルノーの方でも法外です。なんと、ゴーン氏の報酬案に対する反対票が、全体の54%、つまり過半数を占めていたのです。お前、フランスでもやっちまってるな。
ただし、向こうでは株主総会の採決は法的な拘束力をもたないらしいです。なので、結局ゴーン氏の報酬は案通り…かなしいね
おわりにーまだまだある!ゴーンのやらかし
これで概略はつかめたかと思います。ゴーン騒動のこと、理解していただけたでしょうか?
さすがに50億円をチョロまかしたのは愚か者ですね…。学生のみんなはこんな大人にならないようにしよう。笑
ちなみにゴーンさん、まだまだいろいろやらかしてます。
一番ショッキングだったのは、会社の金を使って世界中の邸宅を買い漁り、自宅にしてたという話です。それもリオデジャネイロ(ブラジル)やベイルート(レバノン)の高級マンションで、日産かルノーの社員が聞いたらブチ切れそうな案件ですね。
うらやましいけど、マネしちゃだめですよ!経費ったって、限度ってもんがありますので!
明日のニュースを、よりよく掴めますように。読んでいただきありがとうございました。ではまたお会いしましょう!
冬だ!剣をとれ!
4か月ご無沙汰していました。
更新が途絶えていた間、いろんな騒動がおこり、てんやわんやのうちに、すっかり手を外していました。
さて、冬です。
冬といえば鍋ですね。こたつを挟んで、戦争だ。
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」見ました!
こんにちは、明日から九州へと旅に出るコガサトシです。今回は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」という映画を鑑賞したので、それについて書こうかと思います。
Amazonビデオで見ることができます。プライム会員ならタダで見られるそうです。
プライムビデオはこちら→Amazonプライム・ビデオ
Blu-rayもあります。
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 スペシャル・プライス [Blu-ray]
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この映画は、元英国首相マーガレット・サッチャーの人生を回想した伝記映画です。彼女の人生は、戦いと挑戦の連続。この映画で描かれる、決して信念を曲げない彼女の姿勢には、だれもが涙することでしょう。
主演を務めるのはメリル・ストリープ
サッチャー役を務めるのは、「プラダを着た悪魔」で超カリスマ雑誌編集長ミランダを演じたメリル・ストリープです。はまり役すぎて、圧巻でした。いいですね、メリルさん。
写真は、メリル・ストリープ。この映画に関する反応を調べていると、彼女の演技力を非常に高く評価するものがかなりありました。演技力において、メリル・ストリープは神の寵児ともいえる実力を誇っているのです。
実際じぶんも、この映画や「プラダを着た悪魔」を通して、彼女の演技力には舌を巻きつづけてます。舌を巻きすぎて、ベロがもはやトイレットペーパー化しています笑
ともかく、非常に力のある女優を主役に据えたことで、この映画はかなり高い評価を得ることに成功しました。
映画としての完成度は評価されていない
しかし、映画としての完成度としては、高いとは言えないと言われます。それは、随所に散布された夫の亡霊や、優しすぎる娘に対する違和感によるものです。
第一に夫の亡霊に関しては、「うるさすぎる」これに尽きます。夫デニスは既に亡くなっており、亡霊として、現在のサッチャーに寄り添っています。ところが、うるさすぎる。現在のサッチャーを描くシーンでは常に共演し、常になにかを喋っています。
第二に優しすぎる娘に関しては、「家族を見捨てた」サッチャーに対して、何のわだかまりも無く、親切にふるまっているという点が違和感の元となっています。この娘について、劇中では何の経過も描かれておらず、母娘のこの関係性に違和感を覚える人も多くないようです。
コガ的には、ぜひ評価したい映画!
こうした違和感が、最終的に映画としての評価を貶めています。しかし、コガ的にはここはあえて評価ポイントとみてもいいんじゃないかと考えています。
というのも、下記のような解釈が可能だからです。
「うるさすぎる夫」は家族を見捨て政治に傾倒し続けたサッチャーの後悔を示唆するものとしてみることが可能です。
また、「優しすぎる娘」に関しても、単純に母娘の愛として受け取ることができるし、或いは首相という大役を立派に務め上げて退陣したサッチャーに対する敬心を抱いていると解釈することも可能です。
このように解釈するならば、この2点の違和感も解消するのではないでしょうか。こうした点で、コガはこの映画を評価したいと思います!
ぜひ手に取ってみてください
とはいえ、主演女優のメリル・ストリープの演技力は、数々の酷評をも打破できるほど極上ですので、もし「映画的にはこれはアカン」と思った人も、大変満足できる映画です。
ぜひ手に取ってみてください!
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